
「最近仕事でストレスが溜まっていて気分転換したい」
「大変なのは自分だけなの?」
「他の介護士さんのあるある話を聞きたい」
介護の仕事をしていると、ときにはつらいと感じる体験をすることもあるでしょう。しかし、それは自分だけではなく、同じような体験をしている仲間がたくさんいます。
本記事では、介護士の日常で「あるある」と思わず共感してしまうエピソードを紹介します。
クスッと笑える話やほっこりする出来事を通じて、あなたの気持ちが少しでも軽くなれば幸いです。前向きに仕事へ取り組むきっかけとして、ぜひ最後までお読みください。
介護士のあるあるエピソード:日常業務編
介護の現場で働く方なら、誰もが一度は経験したことのある「あるある」エピソード。
食事介助や入浴介助、排せつケアなど、日常業務の中で思わずクスッと笑ってしまう出来事や、「まさにそれ」と共感できるエピソードをご紹介します。
食事介助中に自分も口が開いている
ご利用者様のペースに合わせて食事介助をしていると、いつの間にか自分も口を大きく開けていることがあります。
「⚪︎⚪︎ですよ、口を開けてください」と声をかけながら、まるで自分が食べさせてもらっているかのような感覚なのでしょうか。口元が緩んでいることに気づき、ハッと我に返ることがあります。
排泄物の匂いでどのご利用者様かがわかる
「この匂いは〇〇さんだな」と、排泄物の匂いでどのご利用者様か判別できるようになるのは、ベテラン介護士になりつつある証かもしれません。
日々の健康チェックにも役立つこの能力は、新人さんには驚かれることもありますが、ご利用者様の体調変化に気づく大切なスキルのひとつです。
入浴拒否のあるご利用者様ほど……
いつお誘いしても「今日は入浴したくない」と強く拒否されるご利用者様がいらっしゃいます。
しかし、いざ入浴してみると別人のように穏やかな表情になることがあります。気持ちよさそうに湯船につかり、「あぁ気持ちいい」とご満悦の様子です。さらに浴槽からは「もう少し」「あと5分」となかなか上がりたがらない展開になることも。
介護士の説得スキルも日々磨かれていきます。
「早くお迎えが来てほしい」が口癖な人ほど……
「これ以上長生きしたくない」「早くお迎えが来てほしい」とよくおっしゃるご利用者様がいらっしゃいます。
しかし不思議なことに、そういう方ほど自分の飲んでいる薬の種類に詳しく、薬を飲む時間にも敏感です。「まだ?」「早く飲ませてよ」と催促されることも頻回です。生きることへの執着と諦めの気持ちが交錯する姿に、人生の深い部分に触れているような気持ちになることがあります。
来月のシフトをもらったときにまず見るのは……
来月のシフト表が配布されると、真っ先に確認するのは夜勤の組み合わせです。
「あの人と夜勤が組めてラッキー」「この日の組み合わせは大丈夫かな……」と、一緒に働くスタッフをチェックします。そして次は希望休がしっかり反映されているかどうか、慎重に確認しています。
NHKに詳しくなる
デイルームで流れている番組はNHKが多いため、NHKの番組に自然と詳しくなります。
相撲、朝ドラ、国会中継、高校野球、大河ドラマは、もはや生活の一部です。夜勤明けで朝ドラの主題歌が流れてくると、いつの間にか口ずさんでいることもあるでしょう。ご利用者様との会話も弾みます。
ナースコールに対応したら……
「どうされましたか?」と駆けつけると「え?私、呼びましたっけ?」という展開は日常茶飯事です。
何度呼ばれても対応しないわけにはいきません。途中から「正」の字でカウントして、早番に奮闘記を語ったことはありませんか?ご利用様がナースコールを押したことを覚えていなくても、そのときに必要なケアを見極める観察力が試されます。
介護士のあるあるエピソード:夜勤編
介護士の夜勤は、日中とは異なる独特の雰囲気があります。静けさのなかにもさまざまな「あるある」エピソードが隠れています。
ここでは、夜勤中に起こりがちな出来事や思わず共感してしまう瞬間をまとめました。
巡回にいくと配偶者と間違えられる
夜間の巡回中、寝ぼけているご利用者様に配偶者と間違えられることがあります。
「あなた、どこに行っていたの?」「遅かったじゃない」と、普段とは違う甘えた声で話しかけられることもあるでしょう。違うことを伝えても「嘘おっしゃい」と信じてもらえないことも。これも夜勤ならではの貴重なコミュニケーションの機会かもしれません。
今日は静かだなと思った瞬間……
「今日は静かだな」と思ったり、ペアの夜勤者と「落ち着いてますね」と口に出したりした直後から、申し合わせたかのようにナースコールが重なることがあります。
「トイレに行きたい」「枕直して」「眠れない」と、まるで打ち合わせしていたかのような展開に「口にだすんじゃなかった」と後悔したことが何度あることでしょう。
カップラーメンにお湯を入れると……
業務が一段落したときのカップラーメンが夜勤中の楽しみのひとつという方もいるでしょう。
しかし、カップラーメンにお湯を入れ、さあ食べようとした瞬間、不思議とこのタイミングでナースコールが鳴ります。「またか」「なぜ今なんだ」と思いながらも、急いでご利用者様のもとへ向かいます。のびきったカップラーメンを食べながら「やっぱりこうなるよね」とつぶやく夜勤あるあるです。
エナジードリンクに詳しくなる
長時間の夜勤を乗り切るため、エナジードリンクはもはや相棒と言えるほど欠かせない存在です。
新商品が出ると、ついつい試したくなるのが介護士の習性です。カフェインの含有量や味、効果の違いなど、さまざまな種類を試し、自分に合った最強の一本を見つけることが、夜勤スタッフの密かな楽しみです。でも、飲み過ぎには注意しましょう。
夜勤明けにテンションが上がりなかなか帰らないスタッフがいる
長い夜勤を終えて朝日を浴びると、なぜかハイテンションになってしまうことがあります。
解放感からか、勤務時間をすぎても職場に残り、同僚とのおしゃべりや情報交換が始まることもしばしば。「おつかれさま」と声をかけても、なかなか帰ろうとしない姿は、もはや夜勤明けの風物詩のひとつです。
介護士のあるあるエピソード:新人編
介護の仕事を始めたばかりの頃は、誰もが戸惑い失敗を経験します。
ベテランになった今では笑い話になっている思い出や、成長のきっかけとなった出来事など、新人時代ならではのエピソードをご紹介します。
夜勤の仮眠で眠れない・起きられない
はじめての夜勤で緊張と不安から、なかなか仮眠に入れないこともあります。やっと眠れても「寝過ごしたらどうしよう」という心配で何度も目が覚めてしまいます。
先輩から「大丈夫、起こすから」と言われても、目覚まし時計を3つセットしてしまう新人時代。今となっては懐かしい思い出です。
家に帰ってもナースコールが鳴っている気がする
日々の業務でナースコールを聞きすぎたせいか、家に帰っても幻聴のようにナースコールの音が聞こえることがあります。
ご飯を食べているときやコンビニに入ったときなど、日常のふとした瞬間に「コールが聞こえた気がする」と思うこともあるでしょう。実は多くの介護士が経験している新人あるあるです。
年下の先輩に気を遣われる
介護業界では、年齢に関係なく経験が重視されます。そのため、子育てが一段落したり、別業種から転職してきた方が、新卒で年下の先輩から指導を受けることも珍しくありません。
しかし、先輩も新人に気を遣い、丁寧すぎる言葉遣いになってしまうこともあるため、お互いに少しずつ慣れていくことが大切です。
まとめ
今回は、介護士なら思わず共感してしまう「あるある」エピソードをご紹介しました。大変なことも多い介護の仕事ですが、ご利用者様の笑顔や「ありがとう」の言葉に何度も救われた経験があるのではないでしょうか。
本記事を通して、同じように頑張っている仲間がいることを感じ、明日からの仕事も笑顔で乗り切っていただけたら嬉しいです。
あるあるエピソードにほっこりし、今の働き方を見直したいと感じた方は、転職支援サイトの活用がおすすめです。
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この記事を書いたのは・・・

さとひろ/Webライター
保有資格:ケアマネジャー/社会福祉士/介護福祉士/公認心理師
介護業界で22年の経験をもつ、特別養護老人ホームの現役ケアマネジャー兼生活相談員。介護職員・ケアマネジャー・生活相談員としての経験をもとにわかりやすい記事を執筆します。