介護士におすすめの髪型を紹介!面接時や職場など場面ごとに解説

これから介護士として働く方や、オシャレな髪型を検討している方向けに、介護士におすすめの髪型をご紹介しています。

職場における適切な髪型や、面接時に好感が持てる髪型のポイントも合わせてお伝えしています。
NGな髪型の例も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

介護士におすすめな髪型とは

介護士におすすめの髪型の基本は、ご利用者様に好感を持たれることです。
なぜなら、介護士の仕事はご利用者様主体だからです。

介護士は、サービスを受けられるご利用者様が、気持ち良くサービスを利用できるよう努めることが必須です。

ケアを担当する介護士の髪型によって、ご利用者様が不快に感じたり、介助を任せたくないなどと感じられてしまうことがないよう配慮するべきです。

髪型は、相手に与える印象に大きく影響するといえます。

職場で働く際におすすめの髪型とは?

介護士の職場で働く際に、おすすめの髪型のポイントを紹介します。

  • 清潔感がある
  • 業務の邪魔にならない
  • 職場の決まりを守っている

1つずつみていきます。

清潔感がある

介護業務において、清潔感に配慮することは大切です。
なぜなら、不潔さを感じる人には信頼が寄せられないからです。

介護士は、ご利用者様の体に直接触れるため、「この人なら安心して任せられる」と感じられる信頼がないと、介護士としての業務は成り立ちません。

例えば、介護士の髪が油っぽかったり、フケがついていたら、「お風呂に入っているのだろうか」と衛生面の不安が生まれ、ご利用者様から嫌悪されやすくなります。

そうならないよう、清潔感がある髪型を心掛け、信頼が寄せられるよう努める必要があります。

筆者の勤務していた施設では、腰あたりまで長い髪の女性の介護士が、ショートカットにしてきた時には、ご利用者様から「あら、さっぱりしたね。」と口々に声を掛けられていました。

業務の邪魔にならない

介護士の業務は、立ったり座ったりかがんだりと、体を動かす業務が基本なので、業務の邪魔にならない髪型にしましょう。

動く度に髪型が崩れ、ひと動作ごとに毎回髪型を気にしていては、作業効率が悪くなることはもちろん、衛生的にもよくありません。

例えば、介護業務ではケアをする際にプラスチック手袋を着用します。

プラスチック手袋を着用する排泄介助中に髪が崩れたとしても、いちいち髪を触ることはできませんし、口腔ケアの介助でもケアの途中で髪を触ることは印象が悪いといえます。

このような理由から介護士は、業務中に邪魔になるような髪型は避けるべきでしょう。

職場の決まりを守っている

介護士として職場で勤務する以上、社内規定に沿った髪型にすることが必要です。

例えば、筆者が勤務していた職場の場合、社内全体で髪を染めることが禁止されていました。
理由としては、茶髪や金髪にすることで、外国人を連想されるご利用者様もいるからだそうです。
ご利用者様にとって外国人は戦争を思い出させるという意味もあったようです。

それぞれの職場には、独自の髪型の規定があることも多いため、入職前には必ず確認をしておきましょう。

介護士の面接時におすすめの髪型とは?

介護士の面接における髪型選びも、就職するための大切なポイントです。
以下は、介護士の面接時に注意するポイントです。

  • 落ち着いた髪色
  • ロングヘアは束ねる
  • 髪で顔が隠れない

1つずつみていきます。

落ち着いた髪色

面接では、黒髪か落ち着いた茶色が好印象とされます。

明るい茶色や派手な色のグラデーションやインナーカラーなどの髪色をしていると、就職に対して真剣ではないと判断されやすく、就職に失敗する可能性もあります。

黒色や落ち着いた茶色は、人を真面目な印象に魅せることができ、仕事に対しても真面目であることを演出できます。

面接に落ち着いた髪色で行くことは、就職活動に対して真摯に向き合い、さらに積極的であることをアピールしているといえます。

ロングヘアは束ねる

男女共に、ロングヘアの場合は、必ず束ねるようにしましょう。
長い髪を束ねずにいると、不衛生に見えたり、寝癖をきれいに直す手間も掛かります。

介護士は勤務中に髪を束ねることが常識となっており、それを面接時におこなえていることで、「介護現場を理解している」や「すぐに働ける人材である」ということが証明でき、好印象となります。

長い髪を束ねるという配慮をしているとアピールできれば、自己管理能力があり、多方面に対する気遣いもできるであろうという高評価を得られます。

髪で顔が隠れない

面接では自分をアピールするため、面接官に顔をしっかりとみてもらえるよう、髪で顔が隠れないようにしましょう。

髪で顔がはっきりとみえないと、「自分に自信がない」「本当は就職したくない」「コミュニケーションは苦手」などというような印象を与えかねません。

そういった心配を排除するために、髪が顔に掛からないよう注意し、できるだけ髪が顔にかからないような髪型を心掛けてみてください。

介護士にNGな髪型とは

介護士には、NGな髪型もあります。

  • 派手な髪色
  • 邪魔になる装飾
  • ルーズな髪型
  • ご利用者様が不快に感じる髪型

1つずつみていきます。

派手な髪色

ご利用者様やご家族様の中には、派手な髪色はチャラチャラしている、常識がないなどと感じる方もいます。

介護職は、信頼性がなくてな成り立たない職業であるため、できるだけ第一印象がいいものになるような見た目にすることがポイントです。

焦げ茶色や茶色などは許容範囲となることも多いですが、金髪やピンク・紫・青というような華美なカラーはNGといえます。

髪色については、入職時に必ず確認をし、許容範囲を把握しておきましょう。

邪魔になる装飾

女性の介護士に関しては、邪魔になりそうな髪の装飾も避けた方がいいです。

  • 大きなリボン
  • 大きめの装飾がついたバレッタ
  • ラインストーンやビジューがたくさん付いている
  • チュールやフリル付きの飾り
  • キャラクターや食べ物などがついたヘアピン

上記のような装飾は、ご利用者様が視覚的に落ち着かなくなったり、装飾品が外れて落ちた物を誤嚥するなどの危険もあるため、装飾については極めてシンプルなものを使用するようにしましょう。

ルーズな髪型

介護士でルーズな髪型も業務の妨げになったり、ご利用者様には印象が悪いです。

  • 目に掛かる前髪
  • 髪が長いのに結ばない
  • 寝癖でぼさぼさ
  • 整髪料の強い香り

上記は、いずれもだらしがなく、好感が持てない髪型です。
ご利用者様は、介護士1人1人をきちんとみています。
そのため、多くのご利用者様がよくみる首から上は、きちんと感が感じられる髪型にすることが大切です。

ご利用者様が不快に感じる髪型

ご利用者様が介護士に対して不快に感じる髪型は、必ず避けましょう。
介護士の業務はご利用者様あっての職業なので、どんな髪型であってもご利用者様が不快だなと感じられるものは、適切ではないと判断してください。

髪型を検討する時には、「ご利用者様はどう感じるだろうか」を思い浮かべながら、検討してみることもおすすめです。

筆者が勤務していた施設では、整髪料を過度に使用したため、強い香りを放っていたり、洗髪をしていないように感じる脂っぽい髪の介護士について嫌悪感を感じるという意見がご利用者様からきかれることがありました。

女性介護士におすすめの髪型【3選】

本章では、女性の介護士におすすめの髪型をご紹介します。

  • ボブ・ショートカット
  • お団子
  • ポニーテール

1つずつ紹介していきます。

ボブ・ショートカット

さっぱりしてみえるボブやショートカットは、ご利用者様に清潔感を与え、爽やかさもアピールできるため好感度が高い髪型といえます。

入浴介助や夜勤の際にも、スタイルが崩れていく髪型を気にするストレスは無く、業務をおこなえるため、おすすめです。

ただ、ボブ・ショートカットは寝癖がつきやすく、出勤時のスタイリングに時間が掛かることがデメリットです。

通勤前の支度が面倒でない人は、ぜひ1度試してみてください。

お団子

ロングヘアやミディアムヘアにおすすめなのは、全体的に髪をまとめるお団子です。
髪を1つにくくることで、乱れないだけではなく、お団子は女性的で清楚なイメージが持たれます。

また、介助中に髪が動くことがないよう隠れヘアピンをしたり、ヘアスプレーで固めれば、髪が落ちることも予防でき、衛生面でもおすすめです。

ポニーテール

お団子に続いて、ロングヘアの方におすすめなのが、ポニーテールです。

ポニーテールは、清潔で清楚なイメージを抱きやすいお団子と比較し、若さとエネルギッシュさがアピールできるオシャレ髪型です。

髪を1つにまとめ、業務の邪魔にならないことはもちろん、お団子よりもヘアセットが短縮できる髪型なので、始業前に無駄な時間がかかることなく、スムーズに業務を始められます。

またポニーテールは、さまざまな装飾を利用できる髪型であり、特に若年層の介護士には個性的でオシャレな髪型が実践できるでしょう。

男性介護士におすすめの髪型【3選】

本章では、男性の介護士におすすめの髪型をご紹介します。

  • 短髪
  • ツーブロック
  • 自然なパーマ

1つずつみていきます。

短髪

ご利用者様の広範囲に好感度が高い髪型は、短髪です。
短髪といっても、坊主やスポーツ刈りなどさまざまな呼び名があります。

ポイントとしては、耳や襟足に髪が掛からない程度の長さであることです。
また、前髪も短くすることで清潔感がある好青年をアピールすることができるでしょう。

短髪は、夜勤や入浴介助などの業務をおこなっても、ヘアスタイルが崩れにくいメリットを持っていることや、スタイリングの際に、ワックスやスプレーなどで自分流にアレンジできます。

短髪は、ご利用者様どのような方に対しても好印象な髪型です。

ツーブロック

オシャレな人の髪型とされるツーブロックも、男性介護士におすすめです。

比較的清潔感があることに加えて、現代風のオシャレさを主張できるため、業務中にもオシャレを意識している男性介護士の方にはぴったりの髪型でしょう。

ただ、美容院にこまめに通わないと、ツーブロックの特徴であるサイドの刈り込みの伸びが早いことがデメリットです。

自然なパーマ

おしゃれな髪型の中には、パーマも含まれます。
男性介護士の中にも、デジタルパーマやボディパーマなど、さまざまなパーマをしてみたいと思う人もいるでしょう。

そんな男性介護士におすすめなのは、流れるような自然なパーマです。
カールが強いパーマは、特別スタイリングに時間が掛かったり、スタイリング剤にお金が掛かったりとデメリットがあります。

ですが、自然にみえるパーマであれば、比較的スタイリングは時短ででき、出勤前の準備時間も掛かりません。

また、湿度が高い脱衣室や浴室でもスタイル崩れをカバーできるため、おすすめです。

まとめ

介護士の髪型は、ご利用者様に与える印象に配慮し、信頼が寄せられる見た目になるよう努める必要があります。

髪型は、その人の人となりを判断される要素にもなり、第1印象が良くなるか悪くなるかで介護士の業務効率や内容に関わってくるといってもいいでしょう。

面接時においても同様に、面接官への第1印象を良くするには、ポイントを抑えた髪型にすることをおすすめします。

「介護転職のミカタ」では、面接時のアピールポイントや、髪型を含めた身だしなみまでアドバイスします。

ご相談は無料でおこなっていますので、ぜひ1度ご連絡してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いたのは・・・

小玉 有紀/Webライター

保有資格:介護福祉士/介護支援専門員/介護事務士
福祉系専門学校を卒業したのち、老健で介護福祉士として6年勤務。生活相談員を経験したのち、ケアマネージャーとして5年経験。現在は育児のかたわらライターとして活動中。