介護業界で重要なのは人間関係!?改善のポイントと良い職場の選び方を解説

介護職員として働いている方はどのような悩みがあるのでしょうか。悩んでいることとしてよく耳にする、”人間関係”は働くうえで本当に重要なのかを本記事で解説します。

また、既に人間関係に悩んでいる方もご安心ください。
人間関係改善のポイントや、良い施設の選び方についても解説しますので、参考にしてください。

この記事の内容

多くの人が悩んでいる!介護職の離職理由第一位は「人間関係」

介護に関わる仕事をしていると「人間関係」に悩むことがあるかと思います。

ですが実は本記事を読んでいるあなただけではなく、介護施設で働く3割以上の方が「人間関係」に悩まされています。
具体的には、どんなことで人間関係に悩んでいるのでしょうか。

介護職は一般企業と比較し、人間関係で辞める人が約3.6倍

転入職者が前職を退職した理由介護従事者が前職を退職した理由
22.3%その他の個人的な理由1位人間関係に問題があった34.3%
13.1%定年退職・契約満了2位理念や運営の在り方に不満26.3%
11.7%その他の理由(出向など)3位他に良い仕事・職場があった19.9%
10.0%労働条件が悪かった4位収入が少なかった16.6%
9.4%人間関係が好ましくない5位自分の将来の見込みへの不安13.2%
※参照:厚生労働省「-令和4年雇用動向調査結果の概況-」
※参照:公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査」

厚生労働省の調査によると、転入職者が前職を退職した職理由は、1位の「個人的理由」22.3%を除くと、「定年退職・契約満了」が13.1%で2位となっています。
次に「労働時間、休日等の労働環境が悪い」が11.7%で3位となっており、
「職場の人間関係が好ましくなかった」といった理由で離職した方は、5位で9.4%となっています。

次に、介護従事者だけに聞いた離職理由を見てみましょう。

公益財団法人 介護労働安定センターの調べによりますと、介護従事者が直前の介護の仕事を退職した理由として、「職場の人間関係に問題があった」と答えた人が34.3%で1位となっています。
それに続いて「法人や施設・ 事業所の理念や運営の在り方に不満があったため」26.3%、
「他に良い仕事・職場があったため」 19.9%、「収入が少なかったため」16.6%となっています。

人間関係が理由での退職は、介護職員の退職理由と一般企業も含めた退職理由で比較すると、3.6倍も差があり、介護業界においては、「人間関係」が離職の大きな原因になっていとわかります。

人間関係に悩む介護職員はどんなことに悩んでいるの?

介護職員が人間関係で悩んでいることはわかりましたが、具体的にどのような人間関係で悩んでいるのでしょうか。

人間関係の悩み第1位・第2位は「上司」によるもの

公益財団法人 介護労働安定センターの調査によると、人間関係要因の離職理由の第一位は「上司の思いやりの無い行動、きつい指導(パワハラ)」49.3%となっています。

それに続き「上司の管理能力が低い、業務の指示が不明確、信用が出来ない」43.2%となっており、いずれも上司に関係することで離職をしていることがわかります。

このことから人間関係で悩んでいる方の50%以上は、「上司」に対しての悩みが要因で離職をしているといえます。

上司以外の理由だと「同僚の言動でストレスがあった(きつい言い方・悪 口・嫌み・嫌がらせなど)」が38.8%、「ケアの方法など仕事上の課題に関す る上司や同僚との意思疎通・意見交換がうまくいかなかった」が26.6%となっています。

※引用:公益財団法人介護労働安定センター 令和5年度「介護労働実態調査」結果の概要について 

なぜ管理者や上司、同僚との人間関係が悪くなるの?

上司や同僚との関係性が原因で離職している方が多いことは分かりましたが、そもそもなぜ上司や同僚との関係性の悪化が起こってしまうのでしょうか。

人間関係悪化の原因は「変則的な働き方」にある?

介護施設での働き方は施設によってさまざまですが入所施設は基本的に4交代制で動きます。
入所施設では、365日利用者をサポートしなければなりません。
どの時間でも介護職員の配置が必要なことから、4交代制となっています。

シフトの例としては、下記です。
①早番(7:00~16:00)
②日勤(9:00~18:00)
③遅番(10:00~19:00)
④夜勤(16:00~翌10:00)

以上、4つの時間帯での勤務に分かれてご利用者様のサポートをする場合が多いです。シフトの例を見て分かる通り、中でも『夜勤』の勤務時間が長くなっています。

③遅番(10:00~19:00)の勤務が終わってから翌日の早番の方が来るまでは、ご利用者様の人数にもよりますが、1名~3名の介護職員でサポートをすることになります。
長い時間一緒に過ごすこととなるほか、睡眠不足による疲れやイライラもあり、人間関係の悪化に繋がることがあります。

リーダー・主任・先輩・新人問わず、同じ現場で仕事をする

介護施設では、リーダーや主任などの役職を持った職員も他のスタッフと同じようにご利用者様の介護を担当します。
距離が近いがゆえに、リーダーに対しての不満などが見えてきてしまいます。

このことから、上司や同僚との人間関係に悩んでいる方が多いのかもしれません。

介護業界では、非常に幅広い年齢層の方が働いています。

令和4年度 公益財団法人介護労働安定センターの調べよると、介護職員の年齢層は、
下記のグラフのようになっており非常に幅広い年齢層の方が働いていることがわかります。

39歳までの方が全体の23.3%しかおらず、40歳以上の方が76.7%を占めています。
39歳までの方が全体の1/4以下という点から、主任やリーダーの年齢が他の介護職員よりも年下というケースも多く発生します。

「年下のくせに偉そうにしている」や、「若い人をひいきしている」などの思いから、人間関係悪化に繋がる事もあります。

現在の職場は良好!?見極めるための7つのポイント

人間関係が悪化する要因がわかったことで、「今働いている施設の人間関係はどうだろう?」と感じた方もいると思います。
本章では、人間関係が良好かを見極めるポイントを、以下の7つにわけて紹介します。

  1. 古株やお局はどんな人?
  2. 人手不足は感じる?人手不足は離職の原因!?
  3. わからないことを聞いたときの同僚・先輩はどういう反応?
  4. 管理者の現場介護経験は?
  5. 外国人労働者はどんな人?
  6. 自分と年齢が近い職員は何人いる?
  7. 他職種の職員との付き合い方も重要?

1つずつ見ていきましょう。

1、古株やお局はどんな人?

一緒に働いている方の中で、勤務年数が長い方はどんな人でしょうか。

古株の職員や、いわゆる”お局さん”が優しく接してくれたり、仕事を教えてくれるのであれば良いですが、こんな方は要注意です。

  • 小言、嫌味が多い
  • 教えてもらえず、自分で考えなさいと言われてしまう。
  • テンションの浮き沈みが激しい
  • 自分は仕事をせずに雑用などの命令が多い

古株職員やお局さんとの付き合い方は重要なので注意してみましょう。

2、人手不足は感じる?人手不足は離職の原因!?

高齢化に伴い、高齢者の数は増えて行く一方で、介護士として働く人の数は追いついていません。

介護職員は年々増えてはいますが、急速な高齢化に対応できるほど大きく増えているわけではありません。ただ、令和元年から令和4年も増加数を見ると、約55万人増えています。

また、介護業界の有効求人倍率を見ると令和元年の4.2倍から徐々に下降してはいますが、令和4年時点でも3.71倍とまだまだ高い水準となっています。
※有効求人倍率とは…求職者1名に対して何件の求人があるかを示した数字

全業種の有効求人倍率は令和元年で1.45倍、直近の令和4年で1.16倍と令和元年~令和4年の平均は1.18倍と介護に比べて大きく下回っています。この事から、介護施設には人が足りていないという事が分かります。

介護現場の人手不足により一人当たりが請け負う仕事量が多くなり、気持ちの余裕が無くなるため、新人や同僚、上司に強く当たってしまうケースがあるそうです。

また、休みが取りづらくなり、メンタルケアがしっかりと出来ず悪循環になるケースもあります。
無理に休みを取ったとしても、周りの職員が休んでいないため、休み明けに出社がしづらい…と思う介護職員もいるようです。

今勤めている職場の人員が配置基準ぎりぎりではないか?(利用者:従業員=3:1以上)であったり、突発的な休みに対応できる人員はいるか?を注意して見てみましょう。

3、質問したときの同僚・先輩はどういう対応?

介護の仕事は、人を相手にした仕事のため、ルーティン業務では無いことが特徴です。

そのため、分からないことや自分自身だけでは判断が出来ないことも出てきます。そういったことを質問した時の先輩や同僚の反応で、人間関係の良し悪しが分かることもあります。

上司との人間関係が重要ということはすでにご理解いただいたかと思いますが、「同僚」がどんな人かも非常に重要です。先ほどお伝えした通り、約30%ほどは一緒に働く人の対応から離職に繋がっているからです。

「○○さんの教えてもらった通りにやったのに上司怒られた…」となることも多く、人間関係の悪化に繋がる場合があります。

また、教え方が雑だったり、「こんなこともできないの?」などの嫌味を言われる事もあるようなので、こんなことを言われた経験のある方は要注意です。

4、管理者の介護現場経験は?

介護現場は上司に不満を持って離職をする人も多くいます。直属の上司など現場に近い方への不満も多くありますが管理者も非常に重要です。特に管理者の介護経験がしっかりあるかは非常に重要なポイントです。

現場の気持ちが分からない管理者は、現場サイドと意見の食い違いが多くなります。

特に介護施設の中でも、有料老人ホームやデイサービスは管理者になる資格要件に、介護経験の有無はありません。そのため、管理者に介護の経験が無い場合があります。

どうやって施設を運営するか、従業員の給与を上げるためにはどうするかなど、経営のプロとしての目線も必要な事ではありますが、方針によっては現場サイドとの食い違いが起こります。

現場を知らないということが不満に直結するため、現場を理解した上で意見をきちんと取り入れてくれる管理者かどうかを見極めるのも重要な部分になります。

5、外国人労働者はどんな人?

昨今、多くの外国人労働者が日本の介護業界の人手不足を補っています。

厚生労働省の調べによると『社会保険・社会福祉・介護事業』での外国人労働者数は令和元年22,706人、令和2年29,838人、令和3年41,189人、令和4年54,161人と年々増加しています。

そのため働いている施設の同僚、上司に海外の方がいるということも少なくないでしょう。
NTTデータの調査によると外国人労働者が退職をした理由として3位に人間関係が上げられています。

このことから同僚や上司が「差別的な発言をしていないか?」などを注意して見てみましょう。
また、この記事を読んでいる方でこのような経験をした方は要注意です。

※参照:令和5年度 老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業

6、自分と年齢が近い職員は何人いる?

前述した通り、介護施設では幅広い年齢層の職員が働いています。
そのため、「年齢の近い人が何人いるか」や、「話しやすい年代の人はいるか」が重要です。
「同年代の方が話しやすい」、「一回り離れていた方がいろいろな話を聞くことができる」など
自分が働くうえでどんな年代の人が多いと働きやすいかを一度考えてみましょう。

7、他職種の職員との付き合い方も重要?

介護業界においては他業種の方とのコミュニケーションも重要だと言われています。

特に看護師、生活相談員、ケアマネジャーとは密接に関わるため付き合い方も非常に重要です。

介護老人保健施設や医療依存度の高い有料老人ホームに勤めている方は、看護師が常駐しているため、密にコミュニケーションを取る必要があります。
また、介護施設で勤めている方は生活相談員、ケアマネジャーとのコミュニケーションが重要になります。

業務内容は異なりますが、どのような仕事をしているのかをお互いに理解し、尊重することが重要です。他職種の方がどのような仕事をしているのか意識して見てみましょう。

職場だけじゃない!ご利用者様との人間関係も重要?

職場の人間関係と聞くと従業員同士をイメージしがちですが、ご利用者様やそのご家族との人間関係も重要です。

施設によって利用者層はさまざまですが、まれにご利用者様から暴言を浴びせられる事もあるようです。厚生労働省の介護現場におけるハラスメントに関する調査によると介護老人福祉施設では89.5%の従業員が1年間以内にハラスメントを受けたことがあると答えています。
度を越したハラスメントが続く場合は、注意が必要です。

利用者様との人間関係には介護のスキルも重要?

ご利用者様の立場になって考えてみると、今まで家で生活が出来ていたのに施設に行くことになってしまい、自分の意思とは関係なく入所をしている方が多くいらっしゃいます。
そんな方を介護するのは非常に難しく、専門的な知識を学んでいない方(無資格や未経験)はより一層苦労すると思います。

そのため無資格や未経験の方は最低限「認知症介護基礎研修」の資格は取得しておくことをおすすめします。

「認知症介護基礎研修」がどのような資格かが分からない方は、こちらの記事で解説をしていますのでぜひご覧ください。
知識を学べる以外にも、ご利用者様と接する際の自信につながるのではないでしょうか。

人間関係を改善するための5つのポイント

本章では、人間関係を改善するためポイントを以下の7つに分けて紹介します。

  1. 新人が入職したときに同じことをしない
  2. 相手の立場になって考えてみる
  3. 同じ悩みを持っている同僚に相談してみる
  4. 管理者や本部に相談してみる
  5. 転職する

1つずつ見ていきましょう。

1、新人が入職したときに同じことをしない

自身が新人だった頃に介護の方法など満足に教育を受けていなかったとしても、新しく入った新人には丁寧に教えてあげることを意識しましょう。

1人の指導担当が付きっ切りでOJTを行うところは多くなく、複数の先輩が指導をすることが多くなります。そのため、自分自身が丁寧に教えてあげることで新人職員からの信頼度が増します。

2、相手の立場になって考えてみる

先ほど述べたように介護業界は高齢化に伴って職員の人員不足が広がっています。そのため働いている方の業務量は多く、業務に追われています。

その中で「以前教えた事」や「大きな事故には繋がらない簡単な質問」を聞かれた際は、雑な対応になってしまうかもしれません。まずは相手の立場になり、理解した上で自分自身にも改善点が無かったかを考えてみましょう。

3、同じ悩みを持っている同僚に相談してみる

勤務先の人間関係で悩んでいる場合、一緒に働いている同僚も同じ悩みを抱えている可能性が高いです。まずは同僚に相談をしてみましょう。
同僚同士で悩みを打ち明けることで、協力し、助け合う関係性を構築でき、悩みが解決することもあります。勇気を出して一度相談をしてみましょう。

4、管理者や本部に相談してみる

直属のリーダーへの相談だと「○○さんは××さんに不満を持っているらしい」など、どこかから漏れた小さな噂が一気に広がることもあります。
そのため直属のリーダーではなく、本部や施設長など現場とは少し離れた人に相談をしてみるのも一つの手です。

結果として本部に相談したことで施設の異動をさせてもらえたり、施設長への相談でシフトを調整したりと改善できることもあります。

5、転職してみる

ここまでは職場の改善案を多く出しましたが、すべておこなっても全く改善がされない場合は転職をおすすめします。転職する際のポイントを紹介していきます。

転職サイトを使う

転職をしたいと思った時はネットで検索をするという方がほとんどだと思います。その際によく使われるのが、転職サイトです。
転職サイトとは、求人や転職に関わる情報を掲載しているサイトの事を指します。

自分のペースで探したり、気に入った施設をキープし求人が出たら応募するなど、すべて自分ですすめたい方にはおすすめです。
また、細かい職種や施設形態でも探せるため、自分に合っている求人を、自分の目で見て見つけたい方にもおすすめできます。

転職エージェントを使う

こちらは転職サイトとは違い、担当のキャリアアドバイザーがつき、転職のサポートをしてくれます。
キャリアアドバイザーは、電話やオンラインで面談をしたのち、求人の紹介や面接日程の調整、面接対策などを行ってくれます。

エージェントを利用するメリットとしては、企業とのやり取りや日程調整などの面倒な部分は、キャリアアドバイザーがすべて担当してくれるため、面接に集中して臨むことができる点です。
また、エージェントによっては履歴書や職務経歴書を細かく添削してくれるので、書類作成に自信がない方にもおすすめです。

デメリットとしては、担当のキャリアアドバイザーによって合う・合わないがあることです。
キャリアアドバイザーによって、対応はさまざまなため、自分には合わないなと思ったら会社に問い合わせをし、キャリアアドバイザーを変更してもらいましょう。

また、登録後、電話が多くかかってくる事もデメリットとして挙げられます。
こちらは、一度電話に出て「必要最低限の電話回数にしてほしい」や「メールで連絡してほしい」という意思表示をはっきりしましょう。
電話に一度も出ていただけなかったり、登録の経緯や希望条件などが聞けていない場合に電話がかかってくるため、一度電話に出ると困ることが少なくなります。

友人・知人から紹介してもらう

同じ職場で働いていた同僚や知人が転職をした場合、その職場を紹介してもらうこともよくあると思います。
友人の紹介だと、ある程度施設の内情を知った上で働き始めることができるため、非常にメリットがあります。

デメリットとしては、紹介して頂いた友人とは異なるユニットに配属になり、そのユニットはすごく大変だった、というケースがあるようです。
また、紹介者に悪いと思いなかなか退職したいと言い出せず、前職より悪い環境で勤務し続けなければならないというケースもあるため、注意が必要です。

面接の際に、しっかりと入社後の配属先や部署などを確認して判断しましょう。

人間関係で失敗したくない!良い転職をするためのポイント

離職率の低い職場を選ぶ

離職率の低い職場は人間関係が良いといったデータがあります。

公益財団法人 介護労働安定センターの調べによると介護職員の離職率は2012年から減少傾向です。2012年に17%あった離職率は、2023年には13.1%と減少しています。

離職率が下がった原因として考えられるのが、『職場の人間関係』です。

介護施設に離職についてアンケート調査を行い「離職率は低下傾向にある」と回答した事業所に、なぜ離職率が低下をしたのかを聞いたところ、63.6%が「職場の人間関係が良くなったため」と回答しています。
このことから離職率の低い職場は人間関係が良いということが分かります。

ただ、離職率を公表している企業は少ないため、面接の際に転職エージェントなどを通して間接的に聞くのが良いでしょう。

笑顔で挨拶をされる

面接時に見るポイントとして良く挙げられるのが「挨拶」です。

面接の際施設見学をしていて従業員の挨拶が無い、愛想が良くないといった印象を受けた場合は、入職後も同じ事を感じる可能性が高いです。

そのため施設見学をする際は、働いている従業員の様子も見るようにしましょう。

ずっと求人が出ている

どの業界でも言える事ですが、常に人を募集している職場は人の入れ替わりが激しいと予想が出来るため注意が必要です。

ただ、増床や地域柄人が集まらない等のやむを得ない理由から常に求人を出している場合もあるため、転職エージェントを使っている場合は事前情報を確認してから入職をするようにしましょう。

転職以外で人間関係の悩みを解消したら何か良いことはある?

結論、解消出来たら良いことはあります。

転職というのは最終手段になります。
転職をすることで新しい環境で気を遣ったり、同じ介護の仕事でも施設によってやり方が違うので苦労したりと様々あります。

そのため転職を最終手段として取っておき、現職を続けていると気持ちの余裕にも繋がります。

現職を続けることで勤続年数が増えていきます。勤続年数が長いと平均年収も上がることが分かっていますので、現職を続けていくことは非常に重要になります。

いくらくらい平均年収が違うのか詳しく見たい方は下記の記事もご覧ください。

まとめ

ここまで人間関係の重要性や良い施設の選び方などをお伝えしてきましたが、最終的に決めるのは「自分自身」です。

周りから「ブラック企業だ!」と言われている会社でも、「自分にはあっている!」と感じることも少なくありません。
まずは自分がどんな職場で働きたいのか、どんな人と働くのが働きやすいのかを整理し、それに合った職場を選んでいくのが良いと思います。

その中の一つの選択肢が「転職」です。

自分の力で転職をしたい方は、求人サイトやご友人からの紹介がおすすめです。
一人では心細い、何から手をつけていいか分からないといった悩みがあれば、伴走してくれる転職エージェントを使うのがおすすめです。

自分に合った条件を、自分に合った方法で見つけ、「心から楽しく働ける職場」を目指していきましょう。

この記事を書いたのは・・・

介護転職のミカタ編集長・O

保有資格:図書館司書
介護・保育・障害領域の人材紹介会社にて、キャリアアドバイザーを経験。
現在はマーケティングチームの係長&コラム編集長として活躍中!