「訪問介護で働きたいけど資格って必要?」
「訪問介護で必要な資格の種類がわからなくて困っている」
本記事では、このような悩みを抱えている方に向けて、訪問介護で働くためにはどんな資格が必要かを解説します。資格の種類や、持っておくとキャリアアップに役立つ資格もあわせて紹介します。
訪問介護の仕事を始めたい方や、資格取得に興味がある方は参考にしてください。
この記事の内容
訪問介護で働くには資格が必要
訪問介護で働くには、生活援助のみのサービス提供の場合は最低でも生活援助従事者研修、身体介助なども含めてサービス提供したい場合は介護職員初任者研修以上の取得が必要になります。
次章から、訪問介護に必要な資格の種類を解説します。訪問介護に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
訪問介護に必要な資格4選
訪問介護職員として働くために必要な資格として、下記の4つが代表的です。
すべてのサービス提供をするためには、介護職員初任者研修以上の資格が必要となります。
- 生活援助従事者研修
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士
それぞれの取得要件や、取得にかかる費用もくわしく解説しいていきます。
生活援助従事者研修
生活援助従事者研修の特徴は、生活援助サービスのみ提供が可能で、身体介護はできない点です。
勤務できるのは訪問介護のみですが、まずは生活援助から経験したい方にはおすすめの資格です。
生活援助サービスについては、こちらの章で解説しています。
取得要件
次に取得するための要件ですが、興味がある方はどなたでも受講可能です。
費用
生活援助従事者研修は、各都道府県から指定を受けた事業者が開催しています。
一般的な費用は、テキスト代も含めて約1万8,000円ほどと低価格です。しかし事業所によっては4万円と高額なところもあります。
各自治体で受講料の助成金が出ている場合もあるので、ご自身のライフスタイルに合っているところで受講してみてください。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、身体介護と生活援助ができる基本の資格で、訪問介護職員として働くのであれば取得は必須です。旧ヘルパー2級相当の資格で身体介護も可能です。
本格的に訪問介護職員として働きたい方は、必ず取得しましょう。
取得要件
生活援助従事者研修と同じで、介護職員初任者研修も難しい要件はありません。
介護職員として働きたい、もしくは興味がある方ならどなたでも受講が可能です。
費用
費用は選ぶスクールにより異なります。最も安価なところは3万円のものから、高額なところだと10万円を超えるものまで存在します。
そのためご自身に合ったスクールの選定が大切です。こちらの資格も、各自治体によって助成金や給付金が出るところもあります。
勤務している職場によっては補助がある場合もあるため、受講の前に一度確認してみましょう。他にもハローワークを活用することで、受講費用を抑えられることもあるため検討してみましょう。
介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修より専門性が高くなった資格です。介護福祉士取得に必要な資格でもあります。
そのため介護業界でキャリアアップを考えていたり、介護福祉士の取得を考えているのであれば必須の資格です。
取得要件
介護職員初任者研修と同じく、難しい取得要件はありません。無資格でも受講できます。ただし、学ぶ内容がより専門的であるため、無資格の場合は受講時間が長く、6ヶ月・450時間以上と定められています。ただし、介護職員初任者研修を取得していると、受講時間が320時間と短縮されます。
初任者研修の資格取得の有無も含めて、スクールは慎重に選ぶようにしましょう。スクールによっては通学が多く、時間の確保が困難な場合もあるため、確実に資格取得するための時間を捻出できるかどうかも考えて選んでください。
費用
介護福祉士実務者研修は、安価なもので2万円から受講できます。しかし高額なものだと10万円を超えます。この理由は現状の保有資格に関係します。
例えば、介護職員初任者研修修了者であれば、6万円〜9万円ほどで受講できるでしょう。この値段は住んでいる地域で大きく変化するため、ご自身のお住まいの場所でそれぞれ探す必要があります。
2012年に廃止された介護職員基礎研修を保有している方は、2万円前後で受講できます。介護職員基礎研修が、現在の介護福祉士実務者研修と似た内容のカリキュラムだったためです。ご自身が保有している資格も把握した上でスクールを選んでください。
介護福祉士
介護福祉士は国家資格で、介護資格の中では最上位のものとなるでしょう。
平成19年の法改正のあと、資格取得するために必要な要件などが変わったため、本章で解説します。介護福祉士を取得したい方は参考にしてください。
取得要件
介護福祉士の取得要件は大きく分けて4つあります。
実務経験ルート | 実務経験3年以上と実務者研修取得で国家試験を受ける | ||
養成施設ルート | 養成施設を卒業し、国家試験を受ける | ||
福祉系高校ルート | 福祉系高校を卒業し、国家試験を受ける | ||
EPAルート | EPA候補者として、3年以上介護などの業務に従事したのち国家試験を受ける ※インドネシア、フィリピン、ベトナム国籍の方のみ |
介護福祉士の取得方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
費用
介護福祉士を取得するための費用はそこまで高額なものではありません。詳細は以下の通りです。
- 受験手数料:18,380円
- 登録免許料:9,000円
- 登録手数料:3,320円
試験合格のあと上記の登録料を支払い、登録申請をすることで介護福祉士として仕事ができるようになります。取得後は更新などもなく、一生ものの資格であるため、取得可能であればおすすめの資格です。
訪問介護で活かせるその他の資格3選
訪問介護で活かせる資格は他にもあります。その資格は以下の6つです。
- 福祉住環境コーディーネーター
- 喀痰吸引等研修
- 社会福祉士
これらの資格には国家資格もあれば、そうでないものもあります。しかし、取得することでご自身のキャリアアップに活かせるでしょう。資格取得に興味のある方はぜひ参考にしてください。
福祉住環境コーディネーター
訪問介護をしていると、訪問先の住環境を目にすることが多いと思います。ご利用者様が生活する上で、生活しづらい環境のところもあります。福祉住環境コーディネーターは、そんなご利用者様にとって住みやすい環境をアドバイスするための資格です。
訪問介護をしている職員がこの資格を取得することで、専門的なアドバイスができます。また介護士以外の仕事でも活かせるので、興味がある方は一度受験してみるのもいいでしょう。
取得要件
福祉住環境コーディネーターの取得要件は特にありません。学歴・年齢・性別・国籍を含めて、制限がなく誰でも受験できる資格です。資格は3級、2級、1級とあり、受験はそれぞれパソコンで行います。
3級と2級は自宅もしくはテストセンターのパソコンを使用して受験します。1級はテストセンターでの試験になります。
この資格のメリットは、最初から1級の受験が可能な点です。より専門性の高い知識を学びたい人は、最初から1級を受験するのもいいでしょう。
費用
福祉住環境コーディネーター取得にかかる費用は、スクールなどに通わなければコストを抑えて取得できます。福祉住環境コーディネーターのテキストも、2,000円を超えるものから1,000円を切るものまでさまざまです。ご自身に合ったものを探してみましょう。
受験料は以下の通りです。受験時の参考にしてください。
資格 | 受験料 |
福祉住環境コーディネーター3級 | 5,500円(税込) |
福祉住環境コーディネーター2級 | 7,700円(税込) |
福祉住環境コーディネーター1級 | 9,900円(税込)+CBT利用料2,200円(税込) |
喀痰吸引等研修
喀痰吸引等研修とは、訪問先のご利用者様の痰を、医師の指示のもと吸引するために介護士が取得する資格です。本章では、訪問介護職員が喀痰吸引研修取得のために必要な要件や、費用について詳しく解説します。
取得要件
喀痰吸引研修は、介護福祉士もしくは一定の研修を受けた介護職員が取得できます。登録は事業所としても行う必要があり、事業所のある都道府県知事に登録を行います。大まかな登録の要件は以下の3つです。
- 医師・看護職員など医療関係者との連携確保
- 記録の整備と、安全で適正に実施するための措置
- さらに具体的な要件は省令に細かく記載
喀痰吸引は医療行為なため、法令を遵守し行う必要があります。そのため一定のスキルを保有する必要があるのでしょう。
費用
喀痰吸引研修にかかる費用も、選ぶスクールによって異なります。安いもので3万円台から、高いと23万円を超えるものもあります。値段に幅があるのは、喀痰吸引を行う対象の幅が違うためです。以下の表がその違いを記載した表です。
第1号研修 | 資格を取得すれば、全利用者へ実施可能。 口腔内、鼻腔内、期間カニューレ内部の喀痰吸引と、胃ろう、腸ろう、経鼻の経管栄養を実施可能。 | ||
第2号研修 | 不特定の方を対象とする。 任意の項目を実地研修することで、取得した項目の対応を全利用者に実施可能。 気管カニューレ内部の吸引のみ不可。 | ||
第3号研修 | 特定のご利用者様に限り実施可能。 筋萎縮性側索硬化症(ALS)か、これに類似する神経、筋疾患、筋ジストロフィー、高位類髄損傷、遠性意識障害、重症心身障がいなどの方。 喀痰吸引を実施したい対象が変わる度に研修の受講が必須。 |
第1号研修は費用を必要とする代わりに、喀痰吸引実施対象の幅が広いです。しかし第3号研修の取得だと、実施したいご利用者様がその資格の範疇を超えていた場合、再度研修を受けなければいけません。
一長一短があるため、スクール選びも含めてしっかりと考えて判断する必要があります。
社会福祉士
社会福祉士は福祉サービスの紹介や、医師・看護師などの医療関係者と連絡を取り合って、困っている方を支援します。支援するのは以下のような方々です。
- 病気やケガの人
- 障害のある人
- 生活環境の問題で生活に困っている人
上記の方たちの相談に乗り、どうしたら良いかアドバイスをする仕事です。社会福祉士は国家資格なので、取得するためには要件があります。また専門的な知識を必要とするため、試験も難易度が高めです。
取得要件や費用を解説していきます。
取得要件
社会福祉士を取得するためには4つのルートがあります。ルートと、その説明は以下にまとめました。
福祉系大学等ルート (4年制の大学等) | 福祉系の4年制大学で指定科目を履修し、卒業または卒業見込みの方が対象 | ||
福祉系短大等ルート (福祉系短大等+相談援助実務) | 福祉系短大等で指定科目を履修し卒業したあと、相談援助の実務を経験した方が対象 | ||
短期養成施設ルート | 福祉系大学または短大等で基礎科目を履修し、卒業したあと、相談援助実務を経験し、短期養成施設で6ヶ月以上履修した方が対象 | ||
一般養成施設ルート | 一般大学・短大などを卒業したあと、相談援助実務を経験し、一般養成施設で1年以上履修した方が対象 |
それぞれのルートを選んで取得を目指します。
社会福祉士の取得方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事でくわしく解説しています。ぜひご確認下さい。
費用
社会福祉士の受験でかかる費用は受験の仕方で変動します。
- 一般受験:19,370円
- 科目免除の受験:16,230円
- 精神保健福祉士との同時受験:16,840円
受験の仕方や、受験者の状況によって受験料は異なります。
また、合格後に必要な費用として収入印紙代15,000円、登録手数料で4,050円かかります。
詳しくはこちらの記事にて解説しています。ぜひご覧ください。
訪問介護の資格を取得するとできる仕事3選
訪問介護で活用できる資格を取得することでできる仕事があります。それは以下の3つです。
- 身体介護
- 生活援助
- 通院介助
それぞれ1つずつ解説していきます。
身体介護
身体介護は、自力で日常生活を送れないご利用者様のために、実際に身体に触れながら行う介護です。
初任者研修以上の資格を取得すると身体介護を行えます。具体的な業務内容は以下にまとめました。
食事介助 | 食事摂取や食事中の見守りなど、食事摂取に関するサポート | |
排泄介助 | トイレ誘導やオムツ交換、排泄状態の観察などのサポート | |
入浴介助 | 入浴の準備から洗身染髪など入浴全般のサポート |
身体介護はそれぞれの身体機能(ADL)に合わせてサービスを提供します。そのため、正しい知識・技術で介助する必要があります。
生活援助
生活援助とはご利用者様の身の回りのお世話です。生活援助は、生活援助従事者研修の資格取得者でもサービス提供できます。
具体的には、家の掃除、洗濯、食事の調理、買い物代行などです。
また生活援助は、ご利用者様の生活環境に合わせたサービス提供が求められます。そのためご利用者様との密なコミュニケーションや、生活環境の把握が欠かせません。
通院介助
通院介助は訪問介護で定期的に行うサービスです。通院介助といっても、実際にサービス提供するパターンは少ない印象です。
例えば、透析治療が必要でもご自身で通えないご利用者様や、定期的な検診を必要としている方などが利用します。
場合によっては向かった病院で、ご利用者様の容態などを確認されることもあります。
わからないことなどがあれば素直に伝えて問題ありません。ご利用者様の命に係わる場合もあるため、不確かなことには無理に答えないように注意しましょう。
訪問介護の資格を取得するメリット3つ
仕事の合間での資格取得は、簡単にできることではありません。しかし、仕事をするため以外に得られるメリットがあります。そのメリットは以下の3つです。
- 権威性が上がる
- 転職に有利になる
- 仕事の幅が広がる
本章では以上の3つのメリットを、体験談をもとに解説します。資格取得を悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
権威性があがる
介護業界で仕事をしていると、勤務している会社などで資格の有無をよく聞かれます。その中でも介護福祉士の資格を持っていると重宝される傾向があります。その理由はいくつかありますが、大きく分けて以下の3つになります。
- 安心して仕事を任せられる
- 一定のスキルがあると判断できる
- 職員指導なども安心して任せられる
初対面だと、その人がどれくらいのスキルを持っているのか判断に困ります。ですが、資格を持っていればある程度のスキルや知識が想定できるため、初めて会う人も安心して仕事を任せてくれやすくなるでしょう。
また、訪問介護では資格を持っていないと身体介護に従事することはできません。そういった面からも、できる仕事の幅が広がるでしょう。
転職に有利になる
資格を取得しておくと、ご自身が転職したいと思った際に有利です。
職場によっては、資格取得者を優遇するところもあるからです。現在より良い条件で働ける可能性があるため、無理のない範囲で資格取得することをおすすめします。
仕事の幅が広がる
資格を取得しておくと仕事の幅が広がります。どのように広がるかというと、よくあるのは以下のようなパターンです。
- 役職を任される
- 資格を活かした専門職を任される
- より専門的な仕事を任されて昇進する
訪問介護だと、サービス提供責任者やケアマネージャーなどのキャリアアップが考えられます。特に一定の介護スキルと経験を持っていて、介護資格を取得していればサービス提供責任者になることが多いでしょう。
サービス提供責任者を経験して、最終的に事業所の管理者をする人も多くいました。資格を取得すると権威性もあるため、しっかりと仕事をしていれば幅広く仕事を任せてもらえるようになります。そのため、資格取得をおすすめします。
訪問介護の資格を取得するデメリット2つ
訪問介護で資格を取得することのメリットを説明しましたが、合わせてデメリットも確認しておきましょう。資格取得のデメリットは以下の2つです。
- 費用と時間がかかる
- 体力とやる気が必要になる
資格を取得するには、良いことばかりではありません。実際に取得しようとするとデメリットも出てくるため、順番に確認していきましょう。
費用と時間がかかる
資格取得するためには費用がかかります。それぞれかかる費用は違いますが、資格によっては安くはない金額です。中には10万円程度費用がかかる資格もあります。
そのため、資格取得をするときのスクール選びは慎重にしましょう。
また、資格を取得するためには、講座に参加する必要があります。スクールによっては、通信制で課題をやって、教室での座学が短いものもあるかもしれません。しかしほとんどの場合、教室で授業を受けて実技を行います。
資格を取得するためには、費用と時間がかかるためよく考慮して検討しましょう。
ただ、取得後には手当が増えたり、仕事の幅も広がることから、年収アップも期待できるでしょう。
体力とやる気が必要になる
訪問介護は、介護以外に自転車での移動などもあるため体力を消費します。施設型の介護と違い、雨風の中訪問に行くことも多々あります。
仕事をしながら資格取得を目指すとなると、ハードな業務をこなしながら、仕事のあとに課題をしたり、休みを使って授業に参加しなければいけません。
体力の消費も激しいですし、やる気がないと続きません。仕事をしながら課題に取り組めるか、ご自身で判断する必要があります。スクールも様々な受講方法を用意しているため、ご自身が無理なくできるコースを選びましょう。
訪問介護の資格取得が必要と感じた体験談
本章では筆者が実際に経験して感じた体験談を紹介します。ここまで読んでいただいたうえで、資格取得に今一歩踏み切れない方は、ぜひ参考にしてください。
給与の格差
筆者が資格取得をおすすめする理由の1つ目は、給与の格差です。たとえば資格手当です。職場によって無いところもありますが、大体の求人に資格手当が記載されている印象です。
これが介護福祉士になると大きく上がります。資格手当が上がるのはもちろん、業務にしっかりと取り組んでいれば、職場での信頼も得られて昇進の可能性も広がります。資格手当以外にもキャリアアップによる収入増が見込めるため、給与の格差が出ると言えるでしょう。
資格による昇進の格差
訪問介護で勤務していた際の、資格の重要性に関する体験談です。
その日はいつも通り訪問先に訪問して、一旦事業所に帰っていました。職場の上司に少し話があると言われて、面談をすることになりました。
面談の内容は、「管理者をやってみないか」という昇進の話でした。日頃の仕事ぶりが認められて話が出たようです。驚きましたが、その話の流れで保有資格の確認がありました。
当時は旧ヘルパー2級で仕事をしていたのですが、必要としているのは少なくとも介護福祉士実務者研修以上の資格保有者でした。その日は別の訪問もあったため話は一旦打ち切りとなり、その後その話は進むことはなく、別の職員が管理者になったという話を聞きました。
その経験から、今後の自分のためにも資格を取得することは大切だと感じたエピソードでした。
まとめ
訪問介護で必要な資格と、取得することで活かせる資格は幅広く存在します。その中でも一般的に取得されているのは、以下の3つです。
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士
資格取得は色々な面で大変ですが、介護士としてのキャリアアップにもつながるため、検討している方は取得をおすすめします。
この記事を書いたのは・・・
かきざき/Webライター
保有資格:介護福祉士/終活ガイド1級/エンディングノートセミナー講師/食品衛生責任者
介護福祉士として介護職を13年経験。ライター歴3年。
特養でのユニットリーダー経験や、珍しい定期巡回の経験を活かして記事執筆しています!