介護職にワーママはいる?両立のコツとおすすめ職場を解説

「ワーママとして介護職をしてみたいけど、続けられるのかな」「介護の仕事はワーママには不向きかも」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

実は介護職は、ワーママでも働きやすい仕事のひとつです。シフトの柔軟性や多様な働き方が選べる職場も多く、子育てと両立しながら活躍している人も少なくありません。
それを知らないまま、介護職を諦めてしまうのはもったいないことです。

本記事では、実体験をもとに、ワーママが介護職と子育てを両立するコツやメリット、働きやすい職場の特徴を解説します。
記事を読むことで、自分にあった働き方のヒントが見つかるはずです。ワーママ介護職員としての一歩を踏み出しましょう!

介護職にワーママはいる?

介護職員として働きながら子育てをしているワーママは多く存在します。
介護業界は女性の割合が高く、子育てと両立しながら働いている人も多いのが特徴です。

また、近年はワーママを支援する制度や環境づくりに力を入れている施設も増えてきています。筆者も、数年前まではワーママとして介護現場で働いていました。

これから介護職を目指したい方や、仕事と子育てを両立したいと考えている方にとって、介護職は現実的な選択肢のひとつと言えるでしょう。

介護職は子育てと両立できる?

冒頭でもお伝えしたとおり、介護職は子育てと両立しやすい仕事です。
その理由として、ワーママ向けの制度や働き方の選択肢が整っている介護施設が増えていることが挙げられます。

しかし、メリットだけでなくデメリットもあるため、事前に両方を理解しておくことが大切です。

ワーママの筆者が実際に感じたメリット・デメリット

ここからは、ワーママ介護職員として勤務していた筆者が実際に感じたメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

メリット

ワーママとして介護職員として感じたメリットは主に以下のとおりです。

  • 職場によってはサポート体制が整っており働きやすい
  • 子育てと仕事のメリハリをつけやすい
  • 収入を得ることで経済的なゆとりが生まれる

特に感じたのは、職場のサポート体制の手厚さです。

筆者の勤務先では時短勤務などの制度が整っており、無理なく働くことができました。また、介護の仕事は多様な働き方が可能なため、短時間勤務やスポット的な働き方を選べる点も魅力です。

さらに、急な休みに対応しやすい職場も多く、フルタイムで働いていても継続しやすい環境と言えます。

デメリット

一方でデメリットとしては以下が挙げられます。

  • 人手不足のときに休みにくい
  • 職場によっては土日出勤必須など制限がある

ワーママへの理解がある職場は増えていますが、状況によっては休みにくい場合もあります。

また、勤務条件に制限がある施設もあるため事前に確認しておくことが重要です。
デメリットの感じ方は職場によって大きく異なるため、入職前に人員配置や働く条件をしっかり確認しておきましょう。

ワーママが介護職と子育てを両立するコツ

ここからはワーママとして介護職と子育てを両立してきた筆者の経験をもとに、実践しやすいコツを紹介します。

無理をせず、休みたいときは早めに伝える

ワーママが介護職と子育てを両立するためには、無理をしないことが大切です。無理な働き方を続けていると、仕事そのものを続けることが難しくなる可能性があります。

とはいえ、職場の状況によっては休みを言い出しにくいと感じることもあるでしょう。

だからこそ、休みたいときは早めに伝えることを意識しましょう。早めに共有することで、シフトの調整もしやすくなります。
実際に筆者も、休む可能性がある場合は早めに伝えるようにしていました。

例えば、子どもの体調が不安定なときは、前日の段階で「体調次第で明日お休みをいただくかもしれません」と事前に共有していました。

家族との時間も大切にしながら、仕事にも集中できる環境を整えていくことが理想的です。

日頃から周囲と協力し合う意識を持つ

ワーママ介護職員が子育てと両立するためには、日頃から周囲と協力し合う姿勢も大切です。

急な休みが必要になる場面はどうしても発生します。そのたびに「申し訳ない」と感じることは自然なことですが、その気持ちが強くなりすぎると、心身ともに疲れてしまうこともあります。

そうならないためにも、勤務中はできることを積極的に取り組んだり、周囲が休みやすいように配慮したりして、負担のバランスを調整するのがよいでしょう。

筆者も、子どもの体調不良でお休みをいただくことが多かったため、勤務中は業務を率先して行ったり、急な欠勤時でも周囲が困らないように資料を事前に準備したりしていました。

日頃から協力し合える関係性を築いておくことが、安心して働き続けるための土台になります。

ワーママが働きやすいおすすめ介護の職場は?

ここからは、ワーママが働きやすい介護の職場を紹介します。

デイサービス

ワーママが働きやすい職場として、まずおすすめしたいのがデイサービスです。

デイサービスがおすすめな理由は以下のとおりです。

  • 夜勤がない
  • 短時間勤務の求人が多い
  • 大型デイであれば職員数が多く突発的な休みを受け入れてもらいやすい

デイサービスといっても、小規模から大型までさまざまな形態があり、ワーママとして参画するなら、比較的職員数が多い大型デイサービスがおすすめです。

ただし、施設規模や方針によって働き方は異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームもワーママにとって働きやすい職場のひとつです。職員数が比較的多く、シフトの調整がしやすいため休みの融通が利きやすい傾向があります。

また、多様な働き方を受け入れている施設も多く、短時間勤務からスタートすることも可能です。

有料老人ホーム

有料老人ホームもワーママが働きやすい職場です。
施設にもよっては職員数が多く、柔軟な働き方に対応している場合があります。

ただし、施設ごとに方針や体制が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

介護老人保健施設

介護老人保健施設もワーママが働きやすい職場のひとつです。
入居型施設であるため、規模が大きいほど職員数が多い傾向にあり、急な休みに対応しやすい環境が整っている場合があります。

ただし、施設の方針によって働きやすさは異なるため、事前の確認は欠かせません。

病院

病院で看護助手として働く選択肢もあります。
職員数が安定している病院では、急な休みに対応しやすい環境が整っている場合があります。

また、院内託児所がある病院であれば、保育園の問題を解消しやすい点もメリットです。

ワーママと両立しやすい職場の特徴は?

ここからは、ワーママが働きやすい職場の特徴を紹介します。

ワーママが多く理解がある

ワーママが多い職場は、子育てへの理解が得られやすく働きやすい環境です。
似た立場の人が多いことで、お互いに理解し支え合う文化が生まれやすくなります。

そのため、急な休みやワーママならではの悩みがでたときは相談しやすく安心して働き続けることができます。

人員配置に余裕がある

人員配置に余裕がある職場はワーママにとって重要なポイントです。
人手不足の状態では、以下のような対応が難しくなる可能性があります。

  • 子どもの体調不良により突発的な休みをとる
  • 子どもの学校の行事で早退・遅刻をする
  • 途中から時短勤務を申し出る

人員に余裕がある職場であれば、こうした調整がしやすくなります。
職場選びの際は、1日の勤務人数も確認しておくと安心です。

働き方の選択肢が多い

働き方の選択肢が多い職場も重要です。
ライフスタイルは変化するため、柔軟に働き方を変更できる環境でないと続けていくことが困難になる可能性が高いです。

例えば、フルタイム勤務だけでなく、午前中だけの短時間勤務などの選択肢がある職場が理想的です。

急な休みに対応できる

急な休みに対応できる環境も欠かせません。
子どもは体調を崩しやすく看病のために休まなければならない場面もあります。

人員配置に余裕があり、助け合いの文化がある職場であれば安心して働くことができます。

ワーママが介護職への転職を成功させるポイント

ここからは、ワーママが介護職への転職を成功させるポイントを紹介していきます。

事前に職場環境を確認する

安定して働くためには、職場環境のチェックは大切です。
同じサービスでも、職場ごとに働きやすさは大きく異なります。

以下の点を確認しておくとよいでしょう。

  • ワーママが多いか
  • 1日の勤務人数はじゅうぶんか
  • 多様な働き方が認められているか

施設の職員数は多くても、1日の勤務人数がじゅうぶんでないと突発的な休みをとりにくかったり、多様な働き方を認めてもらえなかったりする可能性があります。

そのため、1日に勤務する職員数が比較的多いかまで事前チェックしておけると安心です。

無理のない働き方を選ぶ

長く働くためには、無理のない働き方を選ぶことが大切です。
例えば、以下のような職場は負担が大きくなりやすい傾向があります。

  • 業務量が多く体力的に厳しい
  • 休憩時間がじゅうぶんに確保できない

条件だけでなく、実際に継続できるかという視点で判断することが大切です。

家庭とのバランスを考える

ワーママにとって、家庭と仕事のバランスは非常に大切です。
家族のために働いているにも関わらず、仕事によって生活が崩れてしまっては本末転倒です。
残業や持ち帰り業務の有無なども確認し、無理のない働き方ができる職場を選びましょう。

ワーママ介護職員のリアルな体験談

筆者は約5年間、ワーママとして介護職に従事していました。
二度の出産を経て介護職員として復帰し、最初は時短正社員として勤務していました。

勤務先は特別養護老人ホームで、以下のような制度が整っていました。

  • 3歳まで時短勤務(1日6時間)
  • 保育園や学童利用者への手当あり
  • 看病休暇あり

子どものことで働き方が制限される中で、短時間でも正社員で働けたり、手当があったりすることは大変ありがたかったです。

さらに制度が整っていたこともあり、同僚にもワーママが多く、お互いに協力しながら働ける環境だったことも大きな支えでした。

ワーママが仕事を続けるうえで大切なのは、職場環境であると感じています。

まとめ

ワーママが介護職として働くためには、働きやすい環境を選ぶことが大切です。職場の制度や人員配置、働き方の柔軟性などを事前に確認することで、無理なく仕事を続けやすくなります。

これからワーママとして働きたいと考えている方は、ぜひ介護の仕事も選択肢の一つに入れてみてください。自分に合った職場を見つけることで、子育てと仕事の両立はじゅうぶんに実現できます。

また、ワーママとして安心して働ける職場を探したい方は、転職支援サービスを活用するのもひとつの方法です。
「介護転職のミカタ」では、ワーママにも配慮された働きやすい求人を多数取り扱っています。

まずは情報収集からでも構いませんので、気軽にチェックしてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたのは・・・

中村 亜美/Webライター

保有資格:介護福祉士
特別養護老人ホームでユニットリーダーとして11年程勤務。
その後はフリーライターとして活動中。在宅介護者や介護事業者、介護職員向けのコラム・取材記事を執筆している。